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金刀比羅神社の紹介

金刀比羅神社の御祭神

大物主神(おおものぬしのかみ)

 モノは神霊の意で、あらゆる神々の主神であり、総統神にあらせられます。
 おおもとは、大和国御諸山(奈良県三輪山)に鎮座する大神神社(おおみわじんじゃ)の御祭神です。
 大物主神は山と森の木という自然の生命を御神体として鎮座することを特徴とする日本最古の歴史を有する神でもあります。
 『日本書紀』崇神天皇紀によると、第10代崇神天皇(すじんてんのう)の時代、天皇は大物主神を厚く畏敬して親しく教導を仰ぎ、その御加護をもって、海路を開き、日本を統一しました。大物主神の導きは、諸国の往来と物資の輸送手段としての海上交通の整備をはじめ、産業の育成と、疫病の克服など民生の向上のための国作りの施策にあらわれました。
 この時、東国は崇神天皇の皇子豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)が大物主神の神命を奉じて開拓統治することとなり、古代東国の国作りが始められました。
 大物主神は日本国成立神とも仰がれています。

崇徳天皇(すとくてんのう)

 第75代天皇。退位後、父である鳥羽法皇が薨去されると皇位継承争いは戦乱に発展し、保元の乱になりました。この時、後白河天皇と敵対した崇徳上皇は敗北し、讃岐国に配流されました。
 崇徳上皇は讃岐国で失意のうちに崩御されましたが、生前の悲憤慷慨の情念は、後の世に怨霊として大いに恐れられました。
 また讃岐の金毘羅大権現(金刀比羅宮)を厚く信仰されたことから、崩御の後に同宮に合祀されました。
 当神社は、府中藩松平家と高松藩松平家との縁故から、崇徳天皇の御分霊をお迎えしております。

経津主神(ふつぬしのかみ)

 明治39年に合併合祀された香取神社の御祭神。
 刀剣の神。御名のフツは、刀剣で物を切断する時の擬態語といわれています。
 またの名を伊波比主神(いわいぬしのかみ)といい、祭祀を司る神でもあります。

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